混沌とした頭の中を出力する

なんて事はないグルグル回っている頭の中をまとめたブログ

認知症だから車を隠されたおじいちゃんとその奥さん

うちに毎日のようにお茶飲みに来る80歳のおじいちゃん。

認知症と認定され家族から車を取り上げられる。

車がないと困るのは確か。畑に行ったり、うちにお茶飲みに来れないですからね。

自発的に免許を返すお年寄りは、素晴らしいと思う。

間違いなく交通事故を起こす確率は上がりますからね。

お年寄りが、若い人の命を奪うなんてあってはならないと思うし。

 

自分は大丈夫!

認知症の方はそう思ってしまうんでしょうね。というか、『ダメだよ』って言われた事を忘れてしまうのかな?

家族はしかっり覚えていて、この人に車の運転させちゃダメって分かってるから喧嘩になる。

話しをしても分からないし、忘れちゃう。まぁそれが認知症で、仕方ない事なんですけどね。

けど、危ないのは間違いない。

強制終了

車があったら間違いなく乗る。

そこで取るべき手段はただ一つ。

目に見えない所へ隠す。廃車にしちゃう。

可愛そうだが、仕方ない、それしか無いんです。

取り上げられそうになった時に抵抗したそうです。

おじいちゃん、自分で車の鍵を隠した!

けど、残念な事に自分でどこに隠したのか分からなくなってしまい、結局乗れなくなるという結果に。

その後、鍵を奥さんが見つけて車を親戚の家に持って行って隠したそうです。

大変だのぉ。

車を取られたおじいちゃんは

そりゃ車を探しますよ。

あの手この手で探します。

まずは思い当たる所を探す。

取り敢えずウチに来ます。奥さんも馬鹿じゃありません、そんな歩いて来れるような所に隠しませんよ。

次は比較的近いが、歩いて行こうとは思わない様な親戚の家にも行ったそうです。

幸いそこにも置いてなかったそうで、今だに発見されていないそうです。

あとは、気が付かれない様に、ウチで廃車にするだけ。

解体業者と綿密な打ち合わせが必要ですね。

 

車がないと困るのは畑に行けないこと。

いろんなところを探しても車は見つからない。

けれど自分の畑に行ってモノを運びたい。

そこでとった行動が、ウチのお義父さんに送って貰おうとする・・・。

 

別に親戚でも友達でも無い、毎日の様にウチに来て、お茶とお菓子を食べて帰って行くようなおじいちゃんですよ。

一応お客さんだけど、そんなの二年に一回の車検ぐらいだし、どっか直してもお酒持ってきて終わりみたいな感じだし…。私からしてみたら、そんなのはお客さんとは言わないと思うのだが…。

まぁ、ウチはこういう『お客さんだけど、お客さんじゃ無いと思う人』が沢山いる。

こちらのサービスに対して、代価を支払うのがお客さんだと私は思うのだが、この家の人達は違うようだ・・・。サービスを通り越して、ボランティアだよそりゃ。

 

まあそんな家族なんで、おじいちゃんのお願いを断り切れないお義父さんは、おじいちゃんを送ってあげましたとさ。

一回送ったんだから、これからも面倒見てやれよ、アッシー君。

おじいちゃんだけじゃ無かった、次はおばあちゃんが

おじいちゃんから、アッシー君の話しを聞いた奥さんがこれはイケないとウチへきました。

最近奥さんも良く来るんだよな。そのボケたじいちゃんがどうのこうのってウチのお義母さんと話してます。

 

それが、2時間位・・・。

 

相手にしている方も同罪だと思うんですけど、お義母さんはクロスワードやって暇してるけど、一応ここ会社だしさぁ。今日は休みじゃないしさ、なんでいつまでも居座っていられるのかなぁ?

ショールームとかで、なんにも買わないけどお茶飲んで店員さんとおしゃべりだけしてる。そんな事は絶対しないんだろうなぁ。

ウチだからそういう事しても大丈夫だと思われてるんだろうな。

がっかりだし、ムカつくわ。来る人もウチの人らも。

 

そんな、おばあちゃんが今日来ました。

昨日はお世話になりましたってお礼に日本酒を持って来てくれました。

よくお酒持って来てくれるんすよね。飲みきれなくて余ってるんだって。

余り物かよ!?って感じですけどね。

 

まぁ、そんなお礼はどうでもいい。アッシー君してること事態がオカシイんだから。

そんなことよりも私が気になるのは、お礼に来たけどこのあと何時間いるのかって事。

 

今日は一時間でした。

 

何をそんなに話すことがあるんだろうと気になって、この日記を書きながら、聞き耳をたてることにしました。

 

10分に一回は同じ話しが出てくるね。

 

特にこれといった内容がないなら帰れば良いのに・・・。

 

認知症だろうがなんだろうが、結局は・・・

認知症と一言で言っても色んなレベルがあるとは思いますが、『コイツ腹立つ』って思うかどうかは、これまでのどうやって生きてきたか、ボケて人に厄介がられるような生き方をしてきたんだろうと思う。

私は妻がボケたとしても、しょうがねえなぁって事で済むと思っています。俺が何でもしてやるって思っています。まぁ、今の時点でほとんど私が家事をしていますからね。

流石に、下の世話はキツイと思うので、そこは社会のお力を借りると思いますけど。

 

このおじいちゃんはボケたから聞き分け悪くなったんじゃなくて、もともと聞き分け悪い人。

『車危ないから、もう乗るの辞めようね』って言われて、『困るけど、仕方ないな』って言えるような人じゃ無かったって事。

ボケてるんだから、忘れて『ワシの車は?』って言うことがあると思います。

そしたら、その時また『車は危ないから乗らない様にしようね』って言ってあげれば良いだけですしね。

それが、『この前車は危ないから乗らないっていったでしょ!』って言ってしまうなら、そう言われる関係だったんですよ。

 

私がボケたら、妻はずっとイライラしてるんだろうなぁ。

まぁ、どうせ忘れちゃうなら関係ないか(´・ω・`)